採用担当者が見てわかりやすいよう、枠組みを設け、プロジェクトごとに期間や規模、担当フェーズなどを記載しましょう。また、使用可能なツールや言語は、即戦力か否かの判断になりますので必ず記載してください。その際、もし可能であれば、携わったWebサイトのキャプチャやデザイン画像を職務経歴書に貼り付けるとよりわかりやすい内容になるでしょう。
また、経験領域が紙ベースの制作物なのかWebベースの制作物なのかもわかりやすく記載しましょう。どちらも経験している場合は、応募する案件に合せて、強調する経験領域を変えてください。Web制作に強い人を募集しているのに、印刷物の制作経験が強く打ち出されている職務経歴書では書類通過はしません。
職務経歴書で経験内容や使用可能ツールについては判断がつきますが、Webクリエイターとしての「スキル」や「センス」までは、職務経歴書を見るだけでは判断がつきません。そこで、Webクリエイターの選考の際、必ず言っていいほど採用担当者が求めるのが「ポートフォリオ(作品集)」です。
これまでの作品を全て載せる必要はありませんが、いろんなパターンがある方が採用担当者のイメージが膨らみやすいので、できるだけ数多く載せるのが良いでしょう。また、ポートフォリオの保管方法として、作品数が多い場合は、CD-ROMなどの記憶媒体に保存するか、Web上で見れるように個人のポートフォリオサイトを立ち上げましょう。その際も、手がけたページのURLがある場合は、必ず記載してください。
プロジェクトや制作物単位で動くことになるので、全て記載すると膨大な量になる方もいらっしゃると思います。 しかし、だらだらと長い職務経歴書は採用担当者も読む気がしません。応募する求人ごとに強調する部分をきっちり決め、まとまりのある職務経歴書を作成しましょう。